インプラント治療

天然歯に近い見た目と咬み心地の回復が期待できるのが
インプラント治療です

歯科でのインプラント治療とは、インプラントと呼ばれるチタン製の人工歯根を、歯があった場所のあごの骨に埋め込み、その上にセラミック製などの人工歯を被せる治療のことをいいます。見た目にも感覚的にも自然な仕上がりとなるインプラント治療は、歯を失ってしまったときの治療法として近年広まってきています。

しっかり咬めるインプラント

インプラントに用いるチタンは生体親和性が高い素材で、人工歯根としてのインプラントはその形状や表面構造をあごの骨と結合しやくなるように工夫しています。そのため手術によって埋め込まれたインプラントがしっかり固定されると、まるで自分の歯のような咬み心地がよみがえります。通常はインプラントの上にはセラミック製の人工歯を被せますので、より自然で美しい見た目に仕上がります。機能的にも美しさの面からも優れた治療法といえるでしょう。

インプラント治療のメリット・デメリット

メリット
  • 咬み合わせが安定します
  • 定期的なケアを行うことで長期間保つことができます
  • 失った歯が多くても改善可能です
  • 美しさの面でも機能の面でも違和感が少なく、天然歯に近づけることができます
デメリット
  • 治療の期間が比較的長めです
  • 外科手術が必要です
  • 費用がほかの治療に比べて高価となります
  • 機能性を保つためには定期的なメンテナンスが必要です
  • 家庭でのセルフケアも欠かせません

安全で手術時間も短い、最新インプラント治療

どんな手術においても、リスクがゼロとは言い切れません。インプラント埋入手術も外科手術のひとつですので、考えられるさまざまリスク(神経に触れ麻痺を起こす、血管を損傷するなど)を一つひとつ回避する必要があります。トラブルを避けるために重要なのは安全なインプラントの埋入場所を正確に決め、その部分に正しい角度と深さで埋めることです。

当院ではインプラント埋入手術の安全性を高め、比較的短時間で行うことができるサージカルガイドを採用しています。

サージカルガイド

サージカルガイドは、インプラント埋入手術をより安全に行うためのマウストレーのような医療補助器具のことです。患者さま一人ひとりの口腔内の状態に合わせて歯科用CTのデータをもとに設計・作製します。

サージカルガイドを使用することで、インプラントを埋入する位置とその角度を正確に再現でき、そのうえドリルのブレを防ぐことができます。安全でスムーズな手術が可能となりますので、症例によっては10分程度でインプラント埋入手術が完了することもあるほどです。

あごの骨が少ない場合の処置

安全にインプラントを埋入するためにはある程度の骨の密度と厚さが必要となります。あごの骨が足りない場合は、インプラントを支えることができるように骨補填(こつほてん)治療などを行うことがあります。その処置法は増やす骨の量や場所によって異なります。

ソケットリフト

上顎の奥歯部分の上には、上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる空洞があります。この部分の骨の厚みが不足している場合に行うのがソケットリフトです。インプラントを埋入するための穴を利用して上顎洞を覆う膜を持ち上げ、骨補填剤などを注入し骨の厚みを確保したあと、インプラントを埋め込みます。

サイナスリフト

ソケットリフトでは上顎洞を覆う膜を持ち上げますが、サイナスリフトではその歯肉を切開して底部を持ち上げ、できた空間に骨補填材を注入します。増やしたい骨の量が多い場合は、インプラント埋入前に行い、少なめの場合は埋入と同時に行います。

GBR法

あごの骨の不足部分に粉砕した自家骨(自分の骨の一部)もしくは骨補填剤を置き、その上にメンブレンという人工膜を入れて、骨の再生を促進させます。増やす骨の量が多い場合はインプラント埋入前に、さほど多くない場合はインプラントの埋入手術と同時に行います。

インプラント治療の流れ

STEP01:基本検査とカウンセリング
インプラント治療においてカウンセリングはとても大切です。インプラント治療に対する不安点や不明点、ご要望やご質問をお聞かせください。患者さまが納得されるまで、丁寧にわかりやすくご説明いたします。そして基本的な検査を行い、さまざまな治療方法についてもお話しします。
STEP02:CT撮影などの精密検査
安全で正確なインプラント治療のために当院ではかならずCT撮影による精密検査を行っています。
STEP03:治療計画の立案
基本検査や精密検査の結果をもとに、どの部位にどのようにインプラントを埋入するのかなどの診断をして患者さまに合った治療プランを立てます。その治療プランや治療の進め方、治療期間や費用などを詳しくご説明します。患者さまにご理解、ご納得いただけましたら、治療開始となります。
STEP04:インプラント埋入手術
インプラントの埋入にあたっては、まずサージカルガイドを作製します。それに沿って、フィクスチャー(人工歯根)を顎の骨に埋め込みます。
STEP05:治癒期間
インプラントを歯肉で覆って縫合し、インプラントと顎の骨が安定するのを待ちます。
STEP06:アバットメントの装着
インプラントが安定したら、再び歯肉を開き、人工歯との接続部分となるアバットメントを装着します。
STEP07:上部構造の装着
歯肉の傷口が治るのを待ってから、アバットメントに被せる人工歯を装着して、治療完了です。
STEP08:メンテナンス
人工歯を被せた1週間後に咬み合わせなどをチェックし調整します。これ以降はメンテナンスの始まりです。ご家庭でのセルフケアとともに1年に数回は定期検診を受け、メンテナンスを受けましょう。

当院の取り扱いインプラントシステム

当院で取り扱っているインプラントシステムをメーカーごとにご紹介します。患者様の口腔内の状況とご要望などをふまえ、適切なインプラントをご提案させていただきます。

Implant Innovations社製インプラント「ZIMMER BIOMET」

Implant Innovations社はアメリカでのシェアNo.1(2004年度)を誇るインプラントメーカーです。同社が開発した「ZIMMER BIOMET」は、「オッセオタイト」という特殊な表面加工を施されており、他社の一般的なインプラントより比較的早く骨の形成を促すことができます。臨床の統計データにより、治療の高い成功率が証明されており、1999年には「骨が不良な部位における治癒実績を改善した唯一のインプラント」としてFDA(米国食品医薬品局)に認められています。

保険外治療参考料金

インプラント治療
インプラント治療+上部構造
(メタルボンド)
300,000円(1本)